作品解説

サムの大空

少年チャンピオンコミックス/秋田書店
初版=昭和57年12月

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書影

収録作品

解説

表題作は、学習誌「小学六年生」に掲載され、好評を博した作品である。

(はまっちさん)

新宿のミナミさんの書き込みを掲示板から転載。テキストはなお募集しております

(たかはし@梅丘)

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今日、yahooオークションで落札していた「サムの大空」が届きました。

「サムの大空」もやはり80年代中盤ぐらい・・まだ秋田書店から刊行されている頃に持っていたのですが、これも家を出ている時にどこかにやられてしまい、どうしても見つからず・・で、またもう一冊買ってしまいました。

「サムの大空」を読むのは10年以上ぶりでした。

80年代中盤・・あの頃はまだ高校生で、まだまだ色々自分自身も定まってなくて、不安定で、あれからなんだか大分長い時が経ったような・・もう自分も30代半ば近いので、再び「サムの大空」を読んだ今、あの頃とはまた違う大人の視点で読めたような気がします。

・・正確に言うとチャンピオン連載時(これは小学6年か中学1年の頃)に読んでいるのですが・・。改めて大人になって、何だか色々見てきたような・・で、今、読み返してみて、(読んでるうちに「あ、あたし泣いちゃうだろうなぁ」とか思ってたんですがやっぱり(笑)?・・泣けてしまいました。それぞれの年代でそれぞれ触れてみて、その時々にまた違う深みを味わわせてくれる先生の漫画はやっぱりずっと大切にしていきたいです。

今度どこかに引っ越す時は全部大切に持っていこうと思います。

先生が書かれていた頃のチャンピオンはホント、マカロニほうれん荘あり、ガキデカあり、なんだっけ・・750ライダー・・そしてドカベンと・・ものすごく派手な(笑)漫画がいっぱい連載してて、それもすごく楽しかったんだけど、先生の漫画は何気ない日常の切なさとかやるせなさとか奇をてらってないけど普遍的な愛情とかをさらっと描いててまるでアスファルトに咲いてる花を見ているみたいに心を奪われたものでした。

丁度あの頃のツトムとヨシベエたちとあたしはまるきり同年代で、ツトムやヨシベエはどんな大人になっただろう・・と想いを馳せたりする事もあります。

そうそう、あたし、あたしと双子の兄が居て、当時彼からチャンピオンを貸してもらってよく読んでたものですが・・彼は当時「マカロニ・・」とか「ドカベン」とかあそこらヘンをたいそう熱心に読んでいたものですが、高校時代に古本屋で「かたばみ抄」を買ってきたときにすっかりマイッてしまったらしく、よくあたしの部屋から先生の本を持っていって読んでいます。

今も隣の部屋で「サムの大空」を読んでいます(笑)

何回読んでも味わい深いです。どんな年代になっても。

(新宿のミナミさん)

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